胸の「白い恋人」を「TENKO」にでも変えてみたらどうでしょうかね?
点が取れないのは、百歩譲って仕方ないとしましょう。でもね、自分たちのミスから失点しちゃダメでしょ。それも、若手ならまだしも(それでも本番でミスするのはダメなんだけど)、チームの中心となるべき年長の選手がやっちゃダメだよ。
失点の場面は、1点目も2点目も、ゴール前だけを見れば鳥栖の選手がうまかったように見えますが、そこへ至るきっかけとなったボールの失い方は最低です。
1点目は、左サイドの深い位置で相手選手を背負った堀井岳也が、サポートに来た選手に対して矢のような速くて強いボールをタッチラインと平行に送り、これが流れたところから鳥栖がいったん中央へ戻し(このときに白いユニホームが4人いたのに誰もボールを持った選手に当たりに行かなかったのは問題)、そこから右(札幌から見て左)に展開されて、ほとんどフリーでボールを受けた小石龍臣がドリブルで入ってきてゴール前へ入れた低いクロスを佐藤大実が決めた-というもので、僕は、最初に堀井がわけのわかんない高速ボールを市村篤司に戻したときに「おいおい何やってんだよ!」と思ったですよ。だから、佐藤大のゴールが決まったときは、もう、ホント、イヤになっちゃいました。柱谷幸一解説者は小石のドリブルをほめていましたが、あそこで小石がフリーに近い状態になっていたのはトイメンの市村が堀井のサポートに入るべく前に上がっていたからで、しっかりキープできなかった堀井の罪は重い(市村がもっと早くサポートに入っていれば…とか言い出すとキリがないんですけどね)。
前半の途中で堀井が下げられたとき(新居辰基と交代)、僕は去年8月のアルビレックス新潟戦を思い出しましたですよ。ミスして失点のきっかけを作った選手をジョアン・カルロス監督(当時)が気が狂ったかのようにすぐに交代させ続けた、忘れようにも忘れられない試合ですよ。そんで、その直後に、ジョアン・カルロスは辞めたんですよ。
いや、堀井に何かアクシデントがあったのかもしれませんけどね。それは、試合が終わってからまだ15分ぐらいしか経っていない現時点では(ましてやテレビ見てただけでは)まったく分かりませんけど。
2点目はもっと分かりやすかった。ゴール前で西澤淳二が前へ小さく送った低いボールを鳥栖の選手に引っ掛けられて、そこからサイド→中央で失点です。なんなんだよ西澤。鳥栖は後半に入ってからずっと、前からボールを奪いに来ていたんだから、あんなところで引っ掛けられるようなボール蹴るなよ。
鈴木智樹のドリブルから新居が奪ったゴールは、札幌ユース出身者で取った初めての得点という意味では本来記憶に残されるべきゴールにならなきゃいけないんだけど、とてもそんな気分じゃないよなあ。
今日の敗戦は、吉瀬広志の凡ミスで負けた2節前のアビスパ福岡戦よりも、ずっとずっと重い負けですよ。次節、佐藤尽と和波智広がメンバーに加わってくることで、気持ちをリセットしてもらうしかないでしょう。
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